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障害のある子が生き生きと過ごすお手伝い

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 厚生労働省の小児地域包括支援システム構想では医療機関・福祉機関・教育機関が情報連携しながらそれぞれ違った目的を持って支援にあたる計画です。 それぞれの施設の目的はありながらもチームワークで支援するとなれば、チーム全体の支援目的がイメージできなければなりません。小児地域包括支援システム全体の目的とはなんでしょうか。一口で言ってそれは「子ども達が生き生きと過ごせるよう支援する」こでではないでしょうか。 さてそれでは生き生きと過ごしてもらうにはどうすればいいのでしょうか。それは一人一人の要求・欲求に応じた支援が提供されるという事ではないでしょうか。 要求・欲求といえば有名なのがマズローの欲求5段階説です。 これを施設の種類で考えると病院では生理的欲求や安全欲求を支援する比重が大きく、教育施設や福祉施設で社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求を支援する比率が大きくなるといえるのではないでしょうか。その上で、大きな目的としてはどの施設も子どもの欲求を支援するというわけです。 こどもリハかわせみ

乳幼児における本人中心アプローチについて

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 障害者支援における本人中心アプローチとは、支援を受ける障害者本人が、どのような生活を送りたいか、どんなことに挑戦したいか、といった意向を尊重し、意思決定の主体となる考え方のことです。これは、支援者が「この人にはこれが良いだろう」と一方的に決めるのではなく、あくまで本人の自己決定を最大限に尊重するアプローチです。 乳幼児に適応する場合は本人が自分で要望を述べることは難しいので二つの補完的な対応で要望を聞いていくことが中心となります。 ①家族が子どもに代わって要望を述べ 言葉の世界で対応できるのである意味明快ですが、親も明確に要望を言語化できるとは限ら ないの要望を聞き出す時の様々なサポートは必要です。 ②セラピストが子どもに共感する中で何が本人の要望であるかを感じ取り解釈し、試しながら決定していく。 前言語の世界で感覚や運動を総動員して子どもと共感しながらつきあうことでその子が何に向かっていこうとしているのかをつかもうとする試みです。明確な決定はしにくいので仮設検証のスタイルをとって時間をかけて要望を特定していきます。現象学的アプローチと呼ばれたり、間主観性アプローチといわれています。 こどもリハかわせみ

子どもにかかわる若い理学療法士へ

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 私はみなさんには理学療法に関する知識・技術を極めながらも、人間というものについてさらに 広く深い理解に基づいた理学療法士になってほしいと思います。 私が理学療法士の視覚を取得したのは30年以上前になります。その頃は大部分の理学療法士は医療系の職場で働いていました。いまではスポーツ・教育・障害福祉など様々な分野で多くの理学療法士が働いています。 大学を出て最初の仕事が理学療法士と言う人もいれば、他の分野で働いたのちより運動障害への専門的な知識を求めて理学療法士になったと言う人もいます。 教育や福祉は人間の成長や生活を支援する分野で、理学療法よりも幅広く全体的な人間について学んで仕事にあたっています。 理学療法は意義ある奥深い仕事ですが、それだけではなく作業療法や社会福祉・教育など他の分野の勉強をしていくことで新しい分野で仕事ができたり、障害をもった方によりよい支援が出来たりする場合も多いと思います。 理学療法士であるあなたは人としてのあなたの一部でしかないのです。あなたには多くの可能性があるのです。自由に夢を持って仕事をしてください。

理学療法における本人主体アプローチやストレングスアプローチの重要性

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日本において障害をもった子どもの理学療法を行う上で、今の時代に一番意識すべきことはなんでしょうか。 私はそれは「本人・家族の希望を聞くこと」と「強みやできることをを生かすこと」ではないかと思います。それを意識することで障害をもった子どもに対する理学療法士が患者はもとより病院・施設・学校・家庭で関わる多くの専門家からも一層認められると考えます。 理学療法士の働く分野は医療にとどまらず、スポーツ、教育、福祉に広がってきています。しかし、日本における理学療法士は医学の専門職として始まった歴史があります。医療の分野は予防医学・治療医学・リハビリテーション医学があり、それぞれの分野は重なりがありそこには独特の文化があることを自覚すべきでしょう。独特の文化とは心身機能構造の改善への偏重です。 理学療法士はこれまでそこにうまくフィットしていたともいえるかもしれません。しかし、慢性疾患や障害を持った子どもへの理学療法において本人主体や本人の強みを生かす考え方が重要であることは世界の常識でしょう。そこにフィットできなければ患者に良い支援は提供できず、良い支援が提供できなければ多くの分野に進出しても成功できないのは明らかです。他の職種にその立場を奪われるでしょう。 私達は日々自分の周りの人々との関係の中で生きています。特に日本においては暗黙の社会的なルールを重視する文化があります。これは私達の心の中に確実にあり変えようがないものです。日本人が医療行為を行えは日本人の文化の影響をうけたものになります。まず自分の考え方・行動の根本にあるものを客観的にクールに考えてみることが需要ではないでしょうか。自分たちの心の中で本当にやりたい支援をできるように闘う事は必要不可欠なのです。日本の理学療法創成期からの先輩方がそのように闘ってきたから今がある事も忘れてはいけません こどもリハかわせみ 。

定頸 機能と活動

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 定頸とは ①検査者が赤ちゃんの上体を垂直に保持した時に垂直に頭部が維持できる ②検査者が赤ちゃん上体を傾けても頭部を垂直に戻せる ③検査者が赤ちゃんので上体を保持した状態で赤ちゃんは自由に色々な方向に顔を向けることができる 状態と言われています。時期的には4カ月前後で定頸に達する子どもが多いとされています。 定頸は運動機能の発達を示す1つの指標ですが、この頃の赤ちゃんは次のような活動がみられます。 ①離乳食がはじまる ②見たものに手を伸ばして触る ③手と手の接触がはじまる。 ④腹臥位で肘で支えて頭をあげる続けることができる。 運動機能と活動は相互に影響しいて、定頸すると活動がしやすくなりますし、逆に月齢に見合った活動を支援すると定頸という運動機能にも好影響を与えます。ここで言っているのは月齢にこだわって練習しましょうということではなく、運動は活動を促すし活動は運動を促すということです。 こどもリハかわせみ

発達性協調運動障害

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こどもリハかわせみ  

なぜ高い所が好き

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  こどもリハかわせみ

発達障害で不器用

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こどもリハかわせみ  

アテトーゼ型四肢麻痺 手を使う工夫

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こどもリハかわせみ  

お座りが上手になった赤ちゃんの特徴

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こどもリハかわせみ  

発達障害バランス

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自閉症スペクトラム 幼児期

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こどもリハかわせみ  

運動の発達(意識・無意識)

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  運動の発達は運動の学習によってすすみます。運動は祖先が学習した運動と本人が学習したものがあります。 祖先が学習した運動の1つに移動があります。ハイハイや歩行は祖先が四つ足移動をしたり、歩いた時に学習され、既に赤ちゃんの脳の中にすでに記憶されています。そして時期がくると機能しだします。このような学習済みの運動の多くは無意識でできますが、斜面や段差など難しい環境で移動する時には意識を使って移動する必要があります。 自転車に乗っての移動などは本人が学習する運動です。本人が学習する運動は最初は意識を沢山使う必要があります。上手になってくると無意識で自転車にのれるようになります。 祖先が昔学習した運動は赤ちゃんの時にみられやすく、成長すると本人の意識を用いた学習が多く必要になってきます。そしてそれらは習熟すると又意識を必要としない運動になるのです。 運動の発達をみるということは、赤ちゃんの時なら最初は祖先から受け継いだ運動がしっかりとでるのかどうか、月齢が大きくなってくると新しい運動をどれだけ学習しているか、学習できるのかをみることになります。 こどもリハかわせみ

脳性麻痺児のリハビリテーション

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  脳性麻痺をもった子どもは機能障害が多様です。多様というのは1つは麻痺の種類・部位・重症度に違いがあります。又、同じ子どもでも年齢によって支援の内容が変化します。そのため支援にはある程度の専門性が必要になります。 支援の必要性が高い乳幼児期において医療から福祉への移行が言われて久しいですが、公的機関の財政面だけを考えて医療部門そのものを縮小しすぎていることはないのでしょうか。治療法は新しいものが開発されていきますし、それに伴い新しく対象者に加える必要性が生じるかもしれません。支援を進歩させていくためには人的財政的に力が必要です。 例えば成人期以降のリハビリテーション医療の関わりは明らかに不十分と思われます。脳性麻痺をもちながらも健康に楽しく暮らしていくためには成人期以降の医療の関わりは不可欠です。歩行可能な脳性麻痺児者は沢山いますが痛みなく、中年以降も歩行機能を維持できるための支援は現在の支援で十分なのでしょうか? 現在リハビリテーション関係者には様々な努力が求められています。それは対象となる方々を第一に考え、新しい支援の方法を開発し、財政面の獲得も考えるような多様な努力であると思います。 こどもリハかわせみ