マズローの欲求5段階説 人は自分の欲求が満たされた時には幸せを感じると思います。でも欲求は同じ人の中でも年齢が高くなると変化します。赤ちゃんは生理的欲求や安全欲求が主になるかもしれません。人によって違いは有るかもしれませんが、大人は自尊欲求や自己実現欲求が高いと思います。 私たち子どものリハビリテーションに関わる者は、その子どもの欲求を満たすことを基本とします。低次な欲求がある程度満たされなくては、より高次な欲求に進むことはできません。 生理的欲求とはなんでしょう。マレーという人の欲求リストをみてみましょう。 吸気欲求・呼気欲求・飲水欲求・食物欲求・感性欲求(身体的な感覚を求め、楽しみたい)・排尿排便欲求・性的欲求・授乳欲求・暑熱回避欲求(体温維持)・寒冷回避欲求・毒性回避欲求・障害回避欲求(病気、けが、死を避けたい) リストアップすると生理的な欲求だけでもこんなに沢山あるんですね。でも人がこんなに沢山の欲求を持って生まれてきたなんて本当に幸せな事かもしれません。それが満たされた時は幸せを感じるのですから、生命の不思議・宇宙の不思議を感じます。 メモ 1.人は年齢や状態によって欲求が変化する 2.その人の今現在の欲求を尊重することはその人を尊重することと同じ こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー