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8月, 2022の投稿を表示しています

成人脳性麻痺者の歩行機能低下

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こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー  

発達性協調運動障害のバランス遊び

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こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー  

幼児期の運動課題 発達性協調運動障害

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グラフはスキャモンの発育発達曲線というものです。それぞれの臓器が成人の重さになる際の重量変化と年齢の関係を示したグラフです。 小学校期までは脳や脊髄の重量が著しく重くなります。この時期神経細胞自身が大きくなります。神経線維の周りに髄鞘といわれるカバーができて神経伝達速度も速くなります。神経のネットワークづくりに必要なシナプスと呼ばれる連結部の数にも変化がみられます。 小学校期までに適した運動トレーニングは神経ネットワークを育てるような運動といわれています。重力に抗して身体をコントロールしたり、重力を利用して運動を行うこと、目と手の協調などがあります。これらはかなりの部分が無意識で行われる運動で、幼児期に遊の中で様々な運動経験をすることで自然に育ちます。 発達性協調運動障害のある子どもは麻痺はありませんが、基本的な運動能力の発達が中々難しい子ども達です。心理的に苦手意識もあるので運動が嫌いな子どもも多くいます。でもその子なりに身体を使っていく能力に発達はみられます。そして、自分なりに身体の使い方が上手くなることの楽しみを味わうこともできます。自分の身体をコントロールしてそれを成功につなげる経験は発達にとって大切なことです。 大人はその子が成功できる運動課題を考えてお互いにその瞬間を楽しむことが大切ではないかと思います。 こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー

背中を伸ばせと言わなくても座位姿勢が良くなる遊び

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①バルーンに座って転がってきたボールを拾う ②拾ったボールを投げる ボールをうまく座るために背中を伸ばした状態が必要なので無意識に背中が伸びます。ボールを拾う時にで背中を伸ばしたまま股関節だけ曲げる運動感覚を学習するドリルになります。二つの姿勢を交互に行う結果自然に坐位姿勢の取り方が変わります。 こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー  

歩き始めた子どもの運動遊び

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地球で暮らしていくために重力と自分の身体の付き合い方を知ることはとても大事です。運動機能の側面から言えばバランス・筋力・股膝足関節の協調・目と手の協調などを育てるということになります。多くは無意識で獲得する能力で、その後の運動活動の基礎となります。神経系ネットワークの発達の著しい幼児期に楽しみながら色々やってみましょう。色々な種類の運動が経験できるといいと言われています。 でも子どもに無理をさせすぎると運動が嫌いになってしまうかもしれません。子どもが楽しむために大人は焦らずその子どもの様子をよく見て子どもに合わせてあげましょう。時には課題の難しさや運動量を調節してあげましょう。 ①外遊び 公園など舗装されてないところは凸凹しているからバランスが難しいです。転ばないように色々踏ん張っているうちに体幹や足の筋力もつくし、バランスもよくなります。 ②ボール遊び ボールを一個持っていけば色々運動が広がります。転がってきたボールを拾って投げる時はしゃがみ⇔立ち上がるという上下の運動必要です。股関節や膝を使うと色々できる事に気づきます。ボールを見ることで目や手の使い方も上手になります。   ③登る・降りる  ④ジャンプ こどもリハかわせみ 家族・療育支援者セミナー

理学療法士の仕事

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この原稿は理学療法士でない一般の人に理学療法士の仕事とは何かを紹介するという意図で書いているものではありません。 どちらかと言えば日々仕事をしていく自分のためか、もしくは若い理学療法士のために書いています。 どんな仕事も究極的には人が幸福になるために行っていると思います。そして、その上で少しだけ自分も幸福をもらいながら生活をしていきます。それは当然理学療法士の仕事でも同じことです。どのような技術・知識があったとしてもそれによって患者や利用者が幸福ならないのであれば仕事にはなりません。 ただ、今日一番書きたいのはその事でもありません。毎日仕事をして患者とあたる時にここだけは外してはいけないこと、いつも忘れてはならない具体的な視点を書こうと思います。理学療法士の仕事をしていく上で大切な事は、いつも頭の片隅に身体部位の位置関係とその変化についてみていて、改善しようという意欲をもっていることと思います。 そして望ましい身体部位の位置関係をその患者の中で実現すること、できれば長時間実現することが大切です。 理学療法士の中には身体部位の良好な位置関係をセラピーの中で一度も実現させられない方がいます。一度も一瞬もそれを実現できないならば、患者に長時間実現することは不可能です。そこが仕事の基本であることを忘れてはいけないと思います。その為に様々な知識や技術は使うべきでしょう。必ず身体部位の良好な位置関係の姿勢や運動を患者に経験させられるようにしましょう。それができたら、それを長く・多く経験させられる方法を探しましょう。 私自身は身体部位の位置関係をみること、改善することについて苦手な理学療法士でした。それは事実です。でも多くの方は生活していく上で身体の形や運動の仕方よりも、行動の効果や、影響を意識して生活しいます。姿勢や運動の仕方に気をつかうことは、身体を使う仕事や趣味を持っていてて、とても熱心にそれをやっている方でなければあまりありません。ですから、そのことに意識が薄かった自分も当たり前といえば当たり前だったと自分を慰めています。 それでも長く同じ視点で患者と関わっていれば、身についていくものはあるのだなというのも自分の今思うことです。できなくても少しずつ意識していくことで自然にできるように変化しいくのは誰でも持っている力ではないでしょうか。 自分の仕事の価値・必要な知識·様々な

ずり這いで足で床を蹴って進む

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うつ伏せの運動発達

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発達性協調運動障害と理学療法

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