運動発達 お座りの力をつける
お座りの力をつける遊びについて考えてみます。 お座りの時に背中がしっかり伸びてこなかったり、時々後ろや横に倒れてしまうことがあるようなお子さん行うといいでしょう。 上の絵のようにお母さんの大腿の上にこどもを座らせて、上下にリズミカルに揺すったり、左右に傾けたりして遊びます。短い歌と合わせるて行うのもいいです。例えば、「おうまはみんなパッパカ走る、おもしろいな。」というくらいの長さの単純な歌です。 短い歌と合わせると赤ちゃんはそろそろ終わるな、次がはじまるなと予測がしやすくなり一層楽しくなります。楽しいこととセットで行うと身体の使い方が記憶に残りやすくなります。同じ歌でも「お馬はみんなパッパカ走る、パッパカ走る、パッパカ走る、お馬はみんなパッパカ走るおもしろいな。」というように長く歌い過ぎると赤ちゃんは始まりと終わりを意識できないくてもりあがらないません。その子の記憶容量に合う歌の長さがいいのです。 又、なんで赤ちゃんを上下に揺らしたり、左右に傾けたりするといいのでしょうか。頭の動きを感知する前庭感覚や筋肉の収縮を感知する固有感覚が脳に伝わるからです。これらの感覚は体幹の筋肉の収縮を引き出すような働きとつながります。このような働きをバランスといいます。 最後にもう一つだけこの遊びのコツをお伝えします。赤ちゃんのおへそを少し前につきだすように介助して下さい。背中が軽く伸びた状態にした方が体幹の筋肉が働きやすくなります。