脳性麻痺 痙直型

痙直型脳性麻痺は皮質脊髄路の障害で生じるといわれています。

代表的な運動症状は筋肉の過緊張と運動パターンの減少です。
乳幼児期のリハビリでは関節可動域運動、バランス練習、移動運動練習などに結び付けるために多様な運動パターンの経験していくことが必要です。限られた運動パターンは機能に結び付きにくく、関節の動きが限られたり、感覚運動神経ネットワークも成長しにくくなります。

痙直型脳性麻痺をもった子の運動パターンを増やすための考え方や方法は多数あります。

①スピードや巧緻性の難易度を下げる ゆっくりとした簡単な運動の方が運動パターンは増えます。難易度の高い手指操作をさせると筋肉は緊張して運動パターンは減少します。簡単なところから始めて、楽しく成功する経験を増やします

②バランス難易度を下げる 健常児でも歩きはじめの頃歩行の中で体幹の回旋運動がでませんが、そのような子どもでも這い這いの中では体幹の回旋を生じさせています。バランス難易度を下げても多様な運動パターンを経験できます。臥位・座位などで多様な運動経験させてから歩行練習をおこなうような工夫をします

③装具療法・薬物療法・手術療法との組み合わせで筋緊張を下げることで多様な運動パターンを経験するチャンスが生まれます

理学療法士はこのような考え方や方法を組み合わせて感覚運動経験を広げられるように工夫します。


コメント

このブログの人気の投稿

脳性麻痺 痙直型両麻痺

つま先歩き(尖足歩行)

脳性麻痺児の理学療法 アテトーゼ型 ヒョレア