幸運の起きる支援(セレンディピティのある支援場面)
障害を持った子どもの支援場面で、子ども自身が遊びを考え出せるように持っていけるといいなと思います。
自分で考えた遊びは押し付けられたプログラムよりも意欲的になります。それだけでなく遊びそのものが新しいアイデアを含んでいることもあります。
ある兄弟が考えたアスレチック遊びの写真です。
支援室にある色々なものを自分たちで組み合わせて作ったのですが、ハイハイで渡るので歩けない子どもでもできるという特徴があります。身体の感覚が沢山入るのもいい点です。色々子どもが勝手に組み合わせを考えられるので、自分で考えたものを後で体験してみるという面白味もあるようでした。その後うちの教室では多くの子どもが自分なりのアスレチック遊びを楽しんでいます。
「セレンディピティ」とは「幸運を偶然見つける能力」のことです。教室でも先生でも幸運な偶然の起きやすい場や人ってあります。子どもは可能性のかたまりなのでいい事が起きる可能性が沢山あります。それをつぶさないようにセラピストは自分の持っているアイデアやイメージに固執しない開かれた心を持っていて欲しいと思います。
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