運動能力に影響を与える運動以外の要因とそれへの対応

日常の生活の中で何か運動が苦手な子は人によって様々な要因を持っています。その中には運動の協調やバランスの問題・運動学習の問題といった運動そのものの要因とそれ以外の要因があります。 ①苦手意識や不安といった心理的な問題は運動能力に大きな影響を与えます。 この影響の有無を考える時には子供に安心を与える中で運動を見てみる必要があります。一番大切なのは自尊心をきずつけずにその子の価値を認めてあげることだと思います。人は他の人から見下されることをとても嫌います。逆に認められることをと持て好みます。できるだけ信頼関係を作った上で運動能力を見定められれば心理的な要因の影響を大きさを知る事ができると思います。 ②注意の問題や衝動性の問題は運動の正確さに大きな影響を与えます。 この影響の有無を考えるためには気づきを以下に促すかが重要です。始める前に一旦止まってから開始すること、運動をしている途中で経過が上手くいっているのか気づくことを促します。そうすることで運動が少し上手になるのなら注意や衝動性の問題が運動にかなり影響していると考えられます。気づくのは運動ではなく、感覚や結果であることがヒントになると思います。 その他にも次のような要因が考えられます。 ③運動の経験が多いか少ないかも影響します。自然の遊び場や公園などが近くにあるか、周りの大人がそいうところで遊ぶ経験をもたすようにしているかどうかも影響します。 健康や学習・遊び・友人関係に運動が役立つことを周りの大人が知っているだけでも大分違ってくる印象があります。 ④年齢相応の問題も大きく影響します。3歳の子どもは6歳の子どもと同じ運動はできません。 これは典型的な発達の多くの子どもの比較するということではなく、その子なりの成長過程を予測することが大切だと思います。