特別な診断のない運動発達の遅れのある子への相談場面(乳児健診後) 地域のPTさんへ③

 

乳児健診後の個別相談では発達スクリーニングと育児支援の二つの役割が求めらています。

発達スクリーニングは統計的に多くの他の赤ちゃんと同じような発達なのか、少数派なのかを判断します。中には今は判断ができない状態(グレーゾーン)の子どもも多くいます。

育児支援はその子の発達が多数派なのか、少数派に関わらず相談に来た子ども全員に対して行うものです。お母さんと赤ちゃんが共に安定して育児ができるように支援するものです。

その子の発達がかなりゆっくりである事は、人によって程度の差はありますがお母さんにとっては不安を招く事態です。遅れがあることを指摘する必要があるのならば指摘するが、同時に安定して育児ができるように支援するというのは専門職にとって相反する二つの課題があるので難しくなります。

専門職が相談場面をうまく行うための一つのヒントとして「たとえ発達の状態が少数派に属したからといって、そのことが直接に何か不幸な状態とはつながらないという強い信念」があるかもしれません。直接相談場面でお母さんにそれを言って、安心しなさいなどとは言いませんが、専門職が心の中でそのことを強く思っていることは少しお母さんの支えになるかもしれません。

もう一つのヒントとしては専門職がチームであたることです。誰かが指摘して、誰かがサポートするということは有効だと思います。

もう一つのヒントは具体的にやることを助言することです。何かすることがあると不安があっても頑張れる時があります。

こどもリハかわせみ

コメント

このブログの人気の投稿

脳性麻痺 痙直型両麻痺

脳性麻痺児の理学療法 アテトーゼ型 ヒョレア

つま先歩き(尖足歩行)