乳幼児は不安になりやすい

乳幼児と付き合うコツの一つは子どもを安心させることではないでしょうか。
小さい子どもは遊んでくれる人、面白い人も好きですが、安心できないと楽しめません。

なぜ乳幼児は不安になりやすいのでしょうか。一人では生きていけない年齢ですから、危険はすぐに親に伝えなければいけないという生存上の理由もあるかもしれません。大脳辺縁系による情動活動を抑えるような神経の活動が弱いということもあります。(大脳皮質前頭前野の活動が発達途上だったり、同じく不安を抑制するセロトニン系神経の活動が発達途上だったりという脳の機能・構造的な原因があります。)

私は男性で高齢のセラピストですから、小さい子を不安にさせる素質があふれています。なので最初はすぐに接近しすぎない、目を合わせすぎないなど気をつけています。安心のもとはお母さんですから、お母さんに抱っこしていてもらうている状態から始めることも多いです。少し安心の雰囲気がでてきたら本人が大好きな玩具を提供することもあります、本人が玩具に集中できるとその時は不安が軽減するからです。

とにかく、セラピストは子どもが不安を感じているのかどうかにアンテナをはりながら、ゆっくりと少しずつすすめるとうまくいくと思います。(たまにはうまくいかないこともありますがその時は静かに状況を受け入れましょう。)






 

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