歩き始め

 

一人で床から立つことができるようになった子どものお母さんから「このあと何ができると歩けるようになりますか。」と聞かれたら何と答えるとよいでしょう。
「ここまでできるようになればもう少しです。焦らずに子どもの成長を待ちましょう。」と伝えることもあるかもしれません。別に間違いではありません。正解は一つではありません。

お母さんが子どもの2~3歩前に立って呼んでみると歩き始めるかもしれません。これは赤ちゃんの脳の中にお母さんと自分の位置関係が描きやすいので歩き始める意欲が湧いた結果です。最初の問に答えるならば、「子どもの脳の中にお母さんと自分の位置関係がしっかりと描けるようになると歩けます。」ということになるかもしれません。空間認知も歩くことに影響を与えます。

ステップ肢位の練習をすることで歩けるようになる子どももいます。ステップ肢位が保てるということは体幹・下肢の筋力と関節可動域がある水準に達したということです。又、ステップ肢位ができると歩行の時に前方下肢への荷重感覚刺激や後方股関節周囲筋への伸張刺激を強く与えることができて、歩行パターンを生み出す神経群を活性化することができます。「子どもが立位でセントラルパターンジェネレーター(脳幹や脊髄にある歩行運動のパターンをだすところ)を使いやすいような姿勢がとれるようになると歩けます。」と言ってもいいかもしれません。



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