脳性麻痺痙直型児 理学療法の目的や内容を家族へ説明する

 

乳幼児期のお子さんの理学療法では家族支援は大きなプログラムの柱の一つとなります。なぜその運動が有効なのか、プログラムの目的について分かり易く説明するように努めましょう。成長や発達ということを絡めて説明できるといいと思います。

例えばストレッチの目的はどう説明したらよいでしょうか。
「骨はひとりでに伸びますが、筋肉はひとりでには伸びません。関節の運動によって引っ張られる事が大切です。痙性のある子は関節の運動が生じにくいのでストレッチは大切ですよ。」

子どもが一人でソファーにつかまって立ち始めました。でもその際に足の指がグーのように曲がっていることをお母さんは心配しています。お母さんの心配していることに対して理学療法士がどのような戦略を立ててあたろうとしているのかを簡単に説明できるとよいと思います。
「足の指がグーになるのは沢山力のいる動作では一層なりやすい傾向があります。立ち上がり動作の時は沢山脚の力が必要です。まず力のあまり力のいらない真っすぐつかまって立っている中で脚の指を伸ばして立っている感覚を経験させましょう。」

もちろん脳性麻痺を持った子どもで麻痺の症状が完全になくなることはありません。でもその子の持っている運動学習の潜在能力をみながら経過をみる態度は、その子の持っている運動能力を簡単に決めつけないという意味で親御さんにとって信頼できるものに見えるのではないでしょうか。



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