子供との付き合い方

 子どもとの付き合い方のコツとして昔から言われていることに「子どもに合わせる」「成長を待つ」があります。数十年前に私が受けた研修講師の先生は「子どもに合わせる」のが「愛」で、「成長を待つ」のが「信頼」という表現をされていました。

実際に「子どもに合わせる」で一番難しいのは子どもと仲良くなることではなく(仲良くしなくていいということではなくて)、失敗をどう許容するかという事だと思います。大人からみれば子どもの失敗は事前に推測できるのでどうしても失敗させないようにしたいと思う気持ちが生じます。しかし、もし大人が手をだそうとすると「やめて」と拒否されることになります。子どもは自分で選びたいのです。

自分で選ぶことは人にとって大切なことだと思います。その子の成長のエネルギ―になります。大人にとって小さなマイナスに目をつぶり、本人に任せることはなかなか難しいことですね。

もちろん、やりたいようにさせるが愛情ではないでしょう。大きな危険は避けなければいけません。これは成長の糧になる小さな失敗なのか、立ち直れなくなる大きな失敗なのか、数年先にどんな影響がでるのか、わからないことが多く大人は悩むばかりです。

正解はないかもしれませんが悩むことは悪い事ではありません。悩みに耐えられるのが大人だと思います。




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