時々物差しを捨てたくなる
子どものリハビリの仕事をしています。仕事をしていると1つの物差しで子どもを見て欲しいという圧力を感じる時があります。圧力を生み出すのは人間です。自然はそういうものを求めません。何かを良くしたいと思うと人は基準をつくり、それを測る物差しをつくります。人は人に特定の物差しをあてて図ろうとします。子どもがその物差しを良しとしていればいいでしょうが、そうでない時が多々あります。子どもがその物差しで測られたくないと表現したり逃げたりする時です。
それでも物差しをあてたがる人がいます。そういう人は自分の物差しを使う事に固執します。中には物差しを捨てて別の物差しに変えやすい人もいます。人に物差しを当てられて逃げ出した経験があるのかもしれません。小さい頃に物差しを使わずに愛された経験がある人かもしれません。
物差しは物差しでしかなく、その物差しにあったものしか測れないという気持ちは私の心の中の深くにあって捨て去れない思いです。
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