移動動作の獲得

移動運動の獲得には下の様な機能の発達が必要です。

①セントラルパターンジェネレーターの働きにより生み出されるリズミカルな左右交互運動パターンの出現

②移動開始と停止能力

③目的をイメージして記憶したり注意を維持する力

④姿勢保持、外乱応答、予測的姿勢制御などいわゆるバランスといわれる能力

7~8か月の赤ちゃんが這い始める時には立位でのバランスはまだ不十分ですが、腹臥位においては上の四つの条件を満たし始めるのでずり這いがはじまると考えることができます。

移動運動の障害のある子どもでは一人一人色々な機能的な原因を一つもしくは複数もっていいます。子どもの障害の機能的な原因を鑑別するように評価することは有用だと思います。発達障害を持った子どもの一部に乳児期には②③の原因が主で移動しないのではないかと思われる子ども達がいます。脳性麻痺を持った子どもでは四つの機能すべてに不利がある可能性がありますが、発達障害の子に比べて①④の障害が重篤な場合が多いです。

参考文献 Anne Shumway-cook,Marjorie H. Woollacott著 「モーターコントロール 運動制御と臨床応用」 P.328 田中 繁,高橋 明 監訳 :医歯薬出版:2004 

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