特別な診断のない運動発達の遅れのある子への相談場面 地域のPTさんへ③ 動かない子

 

動くために必要な身体の働きは大きくわけて4つがあります。

①重力に抗せる筋力

②安定した姿勢を保つバランス力

③周りの世界や自分の身体からの感覚情報を整理してとりいれる力(感覚調整機能)

④自分はどのように動けばそこに近づけるのか短期記憶を整理して運動を企画する力(実行機能)

これらの4つの働きはどれも新生児の頃はあまりみられませんが、生後1年間の神経系ネットワークの急激な成長発達で段々みられるようになってきます。

特に④番目の力が弱いのかもしれないと思われる赤ちゃんはお母さんが次のように言う事があります。「新しいことが嫌いでとても慎重な性格に思える」

そのような子どもの中にはおとながやらせれば座る、立つの姿勢はとれるのに自分から姿勢変換しないとか、ずっと同じ場所て遊んでいて移動しないというような子どもがいます。

又セラピストなどが発達状態をチェックすると一人の子どものなかに月齢相応にできていることとできないことが混在している」ことが多くあります。

私はこのような赤ちゃんとお母さんを支援する時に気を付けていることは2つあります。

①運動面の変化が中々起きないのでお母さんは焦りがちです。運動発達は後から追いついてくることか多いので、その子なりの成長をしっかり確認してお母さんに伝えることでお母さんの気持ちを支えます。

②子どもは新規なものに強い抵抗を示す場合がかなりあります。そのような場合は嫌なことに慣らしてできることの数を増やす指導方針はうまくいかないことが多いです。その子が好きな遊びや好きな姿勢からはじめて、少しずつやれることの数を増やしていきます。しかし、同時に遊びが同じことばかりの繰り返しにならないようにも注意します。上手く子どもに新しい成功体験をつくるようなアイデアが必要になります。

こどもリハかわせみ


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