脳性麻痺 一人一人違う 発達と脳障害の関係


脳性麻痺をもった子どもは、お母さんのお腹にいる時や生まれて間もない発達途上の脳の病気によって姿勢や運動のコントロールに障害をもっています。一口に姿勢や運動のコントロールといってもその状態は一人一人違います。脳性麻痺をもっている子どもは運動以外の様々脳の働きにも一緒に障害をもっている子どもも多くいます。つまり、脳性麻痺というのは様々な状態のある病気の名前で、同じ名前の病気を持っていても一人一人は違う子どもだということです。

発達途上の脳の病気によってというところも大事なところです。発達というのは年齢を重ねることで身体や心が変わっていくことを言います。なぜ発達がおこるのでしょうか。一つはその子の身体の中にある遺伝子などの働きによります。もう一つは学習によります。この二つはお互いに関係しあっていると言われています。遺伝子の働きが経験を変え、経験が遺伝子の働きを変えます。

脳卒中という大人の脳の病気でも姿勢や運動のコントロールに障害が出ることがあります。でも一度歩いていた方が歩けなくなったのと、まだ歩いていなかった子どもが歩けないのとは違いがあります。大人で一度歩いていた方の脳の中には座る・立つ・歩くといった姿勢や運動に対応した記憶がしっかりと作られています。生まれて早い時期から障害を持っている脳性麻痺の子どもは座る・立つ・歩くの記憶がなかったり、少し違った姿勢の記憶として残っていたりします。姿勢や運動の記憶は経験の仕方によって変わってくるところがあるので、装具や運動療法、手術やお薬などを使って色々な姿勢運動を経験することも大切だと考えられています。

こどもリハかわせみ








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