運動発達⑦ 乳児の姿勢 歩行の変化

歩き始め
少し安定した歩行

1歳前後で歩き始めた時と移動の大部分が歩行になってきた時期は歩き方に変化があります。
歩き始めは上肢は高く上げてハイガードと言われる位置にあります。体幹のねじれは少なく、足幅は左右に広くワイドベースになります。
歩きが上手になってくると上肢がミドルガードからローガードへと低い位置になります。体幹のねじれ(回旋)の動きがでてきて、左右の足幅も狭くなってきます。

筋肉の活動を筋電図でみると、歩き始めの時は多くの筋肉が強く収縮しています、歩きが上手になってくると適度な筋肉の活動になり、余分な筋肉の収縮が減少してきます。

姿勢や筋肉の収縮状態が変化する原因は歩行における姿勢コントロールの発達にあります。脳の活動が発達したからとも言えます。

人の歩行は動歩行といって重心位置を片側の足の前方に出して少し前に倒れながら反対の足を素早く前方に出して倒れないようにすることを繰り返して進みます。前に倒れるけれども完全には倒れ切らない状態を学習する過程で、最初は手を高く上げて直ぐに重心を後ろに戻せる準備をしているとも考えられます。筋肉も安定した姿勢を求める時は過剰に力が入ります。

歩行開始時の脳の神経ネットワークの発達とは、過剰な安定性の筋肉の活動を抑える働きができるようになるということです。

動歩行:重心を支持基底面から外に出して歩行する
静歩行:重心を支持基底面内にとどめて歩行する




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