幼児期に適した運動









 上の図はスキャモンの発育曲線というグラフです。子どもの年齢に応じたトレーニングを説明する時によく使用されます。それぞれ臓器の重量が成人期の重さの何パーセントにあたるかを示しています。

青線で示される脳や脊髄など神経系の重量は6歳までに90%を超えます。骨や筋肉が含まれる一般系と呼ばれる緑の線をみるとその重量は40%程度です。このことから幼児期は筋肉を大きくすようなトレーニングよりも、神経系のネットワークをつくるような運動が適していると言われています。









幼児期に適した運動とはどういう運動でしょうか。

①楽しく遊びながらする運動

楽しく遊びの中で身体を使うことで、運動が記憶されやすくなります

②いろいろな運動

早く走るだけでなく、ゆっくり走ったり、障害物をよけてはしったりすればいろいろな神経ネットワークを使うことになります。もちろん走るだけでなく、ジャンプしたり、ボールを使ったり、相撲をとったりと運動の種類が違うと違う神経ネットワークが使われます

③毎日1時間程度身体を使う時間をつくる

体力をつけるためにはある程度の量は必要です。トレーニングというよりも遊びや生活の中で身体を使うようにしましょう。



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