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バランス①

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人のバランスは姿勢の安定に関連する言葉です。ただバランスは姿勢が動かないようにコントロールすることが最終目的というわけでもありません。ある程度動きながらも転ばない状態の方が生活の中ではより便利な事が多くあります。一番特徴的なのは歩行でしょう。歩行は不安定と安定を繰り返すことで移動しています。完全に安定してしまっては足が前にでません。又、立位に比べると坐位は安定していますが、書字や食具操作の際には微妙に体幹が動いた方が上手に道具を操作できます。人のバランスとは安定と不安定の間のコントロールが自在にできるようになることと考えられます。止まる事と動く事が自由にできると言ってもいいかもしれません。 姿勢の発達は色々な面から考えることができます。生まれてから1歳までの姿勢の変化をみてみると寝ている状態から直立2足歩行にまで変化します。重心バランスは姿勢の安定に関連する言葉です。ただバランスは姿勢が動かないようにコントロールすることが最終目的というわけでもありません。ある程度動けながらも転ばない状態の方をつくれることが生活の中ではより便利です。 一番特徴的なのは歩行でしょう。歩行は不安定と安定を繰り返すことで移動しています。完全に安定してしまっては足が前にでません。又、立位に比べると坐位は安定していますが、書字や食具操作の際には微妙に体幹が動いた方が上手に道具を操作できます。人のバランスは安定と不安定の間のコントロールが自在にできるようになることと考えられます。止まる事と動く事が自由にできると言ってもいいかもしれません。 姿勢の発達は色々な面から考えることができます。生まれてから1歳までの姿勢の変化をみてみると寝ている状態から直立2足歩行にまで変化します。重心(重さの中心)はだんだん高くなります。支えている面の面積は体全体から足の裏へと変化するのでだんだん狭くなってきます。 坐位・四つ這い・立位と赤ちゃんはそれぞれの時期によってとることができる姿勢が増えてきます。例えば一人で立ち始めた時の赤ちゃんは身体に力をいれてあまり形が変化しないようにして立っています。そのうち転ばずに色々な関節に少しずつ動きを許すことができるようになってきて歩けるようになります。歩く前には立った姿勢を保てること、床から一人で立ち上がること、そして何回も転んだり起きたりを繰り返すことが必要となります。赤ちゃ...

幸運の起きる支援(セレンディピティのある支援場面)

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 障害を持った子どもの支援場面で、子ども自身が遊びを考え出せるように持っていけるといいなと思います。 自分で考えた遊びは押し付けられたプログラムよりも意欲的になります。それだけでなく遊びそのものが新しいアイデアを含んでいることもあります。 ある兄弟が考えたアスレチック遊びの写真です。 支援室にある色々なものを自分たちで組み合わせて作ったのですが、ハイハイで渡るので歩けない子どもでもできるという特徴があります。身体の感覚が沢山入るのもいい点です。色々子どもが勝手に組み合わせを考えられるので、自分で考えたものを後で体験してみるという面白味もあるようでした。その後うちの教室では多くの子どもが自分なりのアスレチック遊びを楽しんでいます。 「セレンディピティ」とは「幸運を偶然見つける能力」のことです。教室でも先生でも幸運な偶然の起きやすい場や人ってあります。子どもは可能性のかたまりなのでいい事が起きる可能性が沢山あります。それをつぶさないようにセラピストは自分の持っているアイデアやイメージに固執しない開かれた心を持っていて欲しいと思います。 こどもリハかわせみ